予定は未定!
鉄は熱いうちに打てってことで、宣言覆す短編投下!
絶賛片思いss。でも実はなのは→←フェイト。
みんな、好きですよね?(超笑顔
とある雨の日のこと。
以下よりどうぞ。
午後からの夕立に気をつけてください、なんて、天気予報が言っていたっけ。
しとしとと降り注ぐ雨に打たれながら、ぼんやりとそんなことを思った。
今日は、仕事は休みで。フェイトちゃんもお休みだって言ってたから。
一緒に帰ろう、と誘ったら。
「ごめん、なのは」
本当に申し訳なさそうな顔で、そう言われてしまった。
理由を尋ねたら、さらに申し訳なさそうな顔で。
呼び出し、と小さく返事が返ってきた。
それに苦笑を返して、学校をでたのは少し前。
「仕方、ないよね・・・」
誰に言うでもなく、呟く。
こういうことで一緒に帰れないのは、よくあること。
フェイトちゃんは、綺麗で、優しくて、カッコよくて、頭も良くて。
だから、人気もある。女子高だけど、そんなの関係なくて。
『フェイトちゃん』が素敵だから、それはたぶん当然で。
親友がみんなに好かれているのは、嬉しい。
けれど───
胸の奥に何かがつかえたような、息苦しさ。
自分の気持ちに気付いてから、何度も経験したそれ。
嫉妬と、独占欲。
それを誤魔化すように見上げた空は、今にも泣き出しそうだった。
なんとなくまっすぐ帰る気にはなれなくて。
いつもの分かれ道の、ガードレールに腰掛ける。
ひんやりとした感触にもなれたころ。
ぽつり、と額に雨粒が当たって。
そのままざぁっ、と大粒の雨が地面を叩き始めた。
帰らなきゃ、と思うのに。
何故だか根が張ってしまったように、その場から動けずにいた。
降り注ぐ雨に打たれながら、空を見上げて。
傘持ってるのかな、とか。
学校で雨宿りしてるかな、とか。
フェイトちゃんのことばかり、考えていた。
「なのは?何して・・・!?」
雨の音だけの世界に、声がした。
思考を占めていた人が現れて、きょとんとしてしまう。
ここは二人が使っている通学路なのだから、帰るのにはここを通るのは当たり前なのに。
走ってきたのか、少し息の上がっているフェイトちゃんは。
なんだかわたし以上にびっくりしていた。
それから少しだけ眉を寄せて。
無言で、わたしの手を引く。
怒って、る、のかな。
その少し冷たい手に、身を委ねたら。
張っていた根は、驚くほどあっさりとわたしを解放した。
「何か温かいものもってくるから、着替えてね」
借りていたタオルで髪を拭っていたわたしにそう告げて、フェイトちゃんは部屋を出て行く。
フェイトちゃんの部屋。
何度も訪れているはずのその部屋は、今日は落ち着かない。
手を引かれている間もそうだった。
幼い頃のその行為は嬉しくて、楽しくて、フェイトちゃんの手は優しくて。
今でも優しいその手をつなぐのは、嬉しくて、恥ずかしくて、どきどきして、苦しかった。
ぼんやりと考えながら着替える。
一つ一つ、ボタンを留め終わって。
少しだけ大きいフェイトちゃんのシャツ。
その裾を摘んでみた。
ふわりと香る、優しい匂い。
それを吸い込んだら、安心するのに。
胸が、苦しい。
それに耐えるように、自分の身体を抱きしめた。
どうしよう。
わたし、恋してる。
どうしようもないほど、フェイトちゃんに。
一緒に帰れないだけで、こんなにも寂しかった。
フェイトちゃんが他の誰かを選ぶなんて、考えたくもなかった。
側にいても離れていても、考えるのはフェイトちゃんのことだけで。
思うだけで、こんなにも苦しくて、切ない。
「もう、隠せないよ───フェイトちゃん」
小さな呟きは、雨音に紛れて。
それを聞いて欲しい相手は、まだ、戻らない。
<fin>
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コメント
もう付き合ってください!!! と叫びたい衝動に駆られているまぎゅなむです。
あぁ~、やきもきします!!! でも、それが良い。むしろ、それで良い(エ
ということで続きもお願いします。
これからも頑張ってください。応援しています。では、また。
投稿: まぎゅなむ | 2008/08/23 13:49
えぇ、こういうお話は大好きですが、なにか?
特になのは視点だと、なのはさんの可愛さが際立ってやばいですww
続くかな?かな?あー、続けて欲しい!
でも私は告白まで行かない感じが好き(聞いてない
投稿: | 2008/08/23 18:01